春日町図書館ウォッチング

光が丘図書館利用者の会発足１０周年記念の行事区立図書館ウォッチング８館目は春日町図書館です。土本館長が資料による説明をしてくださり館内を案内していただきました。

<１１館目の区立図書館＞

１９９６（平成８）年開館。はじめての駅ビル内・ギャラリーのある図書館です。建設懇談会が２４回の会議で練り上げた基本構想によると、「にぎわいの中にくつろぎのある、光あふれる図書館」を基本理念とし、地下鉄利用者を含めたあらゆる階層の人々が気軽に集い、出会い、憩える施設「タウン・ライブラリー」をめざすとうたっています。

＜ギャラリー＞

　図書館とギャラリーは相性が良いんだなと思いました。見学の時は展示は行われていませんでしたが、想像するだけでも心が弾みました。“小規模館”の位置づけですが、「エリム春日町」内であるためギャラリーとラウンジが設置されたということでした。でも館長さんのこの部分を利用者がマナーを守るように誘導する苦心も並大抵ではないでしょう。

＜館内見学の感想＞　

開館時６万冊を目標とした蔵書は、現在　１０万２千冊だそうで、なるほど書架をめぐってみると充実しています。地域資料・調べものコーナーなど（14席の参考調査席がある）ゆったりした配置です。

ヤングコーナーは充実していました。今までみました大泉、関町図書館もそれぞれに個性的なコーナーづくりでしたが、春日町図書館も書架の配架と案内に苦心のあとが感じられました。対面朗読室って、どの図書館も窓がないんだなあ、いや光が丘図書館は窓があって明るいけれど、、、。春日町もやっぱり窓がありません。けれどなぜか人間らしい雰囲気がありました。対面朗読の件数は光が丘についで多いとのことです。従来、小規模館では対面朗読をしていなかったのですが、建設懇談会が提案して実現したという点で、住民参加の優れた成果だと知りました。

　新聞・雑誌コーナーでくつろいだ表情で好きなものを読んでいる利用者の人々を、図書館って良いね、生活の中にあるんだな、と感じながら帰りました。

利用者の会　関日奈子