光が丘図書館を訪問して　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　本町図書館とあゆむ会事務長　本間裕子

　「中野区が図書館を減らそうとしている。一番古くて小さい本町図書館が危ない。」この危機感から「あゆむ会」は去年1月発足し、地域住民に訴える「本町図書館を守る集い」を開いてアピールを区や教育委員会に提出しました。こうした形以外にどんなふうにしたら地域図書館を守れるだろうか。光が丘図書館に利用者の会があるそうだ、是非お話を聞きたい、図書館も見学したい、という願いが叶い11月23日(日)、メンバー８人がお邪魔したのでした。たくさんの資料の用意から懇談会場、職員の方による館内見学の設定まで、すっかり手筈を整えて迎えて頂き感謝感激でした。

　懇談会では、発足から現在までの経緯、活動内容、活動の楽しみ、悩み等を皆さん率直な語り口でお話下さったのでとても親しみを感じました。同時に、光が丘を愛し、開館前から見守り続けた図書館を誇りに思う気持ちが暖かく伝わってくるのです。それは私には、ちょうどその日の銀杏並木の黄葉のようにまぶしいものでした。

　館長との懇談会（会と図書館の共催というのがさすが！）、年４回ものテーマ展示（皆さん勉強家！）、配架ボランティア（館内見学して配架が楽しいと言われた事を納得。私も２階でやってみたい！）。はやりの言葉で言えばまさに、住民の図書館への協働と参画。これは８年間という継続による図書館との信頼関係が築かれているからこそでしょう。私たちがすぐ真似できることではありませんが、これからに向け大いに参考になった有意義な一日でした。改めてお礼申し上げます。